HOBO日鑑イタイ新聞

職人が二本の人差し指で一文字一文字、じっくり丁寧に打ち込みました

ウォール・ゴジョカイ陥落

先日、私が仕事から帰ったら食べようと、冷蔵庫に大切に保管していたプリンが、家人によって、食べられてしまっていました。疲れて帰ってきたのに、冷蔵庫のどこを探しても見つからない。カバンの中も、机の中も探したけれど見つからない。そしてゴミ箱に、…

互助会解散!?ゆとりの国の住人たちに物申す!!

悲しいお知らせです。鑑別界の良心の灯火が、消えてしまうことと相成りました。こんな恐ろしい日が訪れようとは、誰が想像できたでしょうか。 嗚呼、互助会のない鑑別界なんて、蜂蜜を入れないコーヒーだ! 私は若い鑑別師たちに、声を大にして言いたい。あ…

墾田永年私財法

「墾田永年私財法」皆さんも日本史の時間に習ったと思います。その語呂の良さから、日本語ラップの源流と言われています。 「みんなこの言葉を口ずさみながら、鍬を振り下ろすがいい。ラップのリズムで新田の開発も捗るであろう」と時の帝、聖武天皇が勅を出…

常務のお言葉

「いやーみなさん、ご覧になりましたか、あの結末を。上司に逆らうとどうなるか、彼も骨身に染みたでしょう。みなさんも飛ばされるのは嫌でしょう?上司や先輩に刃向かおうなどと考えず、組織の一員として生きていくことです。土下座でも何でもしてね。ハハ…

鑑これ

皆さん、今話題の「鑑これ」、ご存知ですか? 知ってるよ、ゲームでしょ。軍艦を萌えキャラ化して……残念、それは「艦これ」。「艦隊これくしょん」の略称です。 私が言っているのは「鑑これ」。「全日鑑と縁切ったくせに困ったときには泣きついてくる、これ…

鑑別師、家を買う

ヨーロッパに住む鑑別師は、運転も仕事の一部と言って良いほど走ります。今日は北へ100km、明日は南に200kmといった具合です。(最近は一つの孵化場でしか仕事をしない鑑別師も多いので、一概には言えなくなっていますが) 鑑別師はそれが当たり前だと考えて…

祝・2020年東京オリンピック開催決定

2020年のオリンピックの開催地に東京が選ばれました。候補地の3都市は、マドリードは財政不安、イスタンブールは政情不安、東京は放射能汚染の不安、とそれぞれ弱点を抱えていました。その中で東京が、IOC委員の支持を得たのは、懸念されている汚染水につい…

鑑別師カッコカワイイ宣言

皆さん鑑別師にどのようなイメージをお持ちでしょうか? 暗闇の中で、ランプの明かりを頼りに、ヒヨコの肛門を開けて、覗き込んでは投げ、また一羽掴んでは肛門を覗く……このように書くと実に変質者っぽいですね。そこまでいかなくても、何と言うか、“卓球部”…

これで10年生き残れる!新人鑑別師に贈る魔法のフレーズ集

魔法のフレーズは何もベテラン鑑別師だけのものではありません。新人鑑別師が職場になじむために覚えておくと良いフレーズをご紹介します。誰だって褒められれば嬉しいもの。お世辞は職場の潤滑油です。半沢直樹を真に受けて、上司に逆らったりしてはいけま…

イチローは4000本、リーブは21

先日、イチロー選手が、日米通算4000本安打の偉業を達成しましたね。40歳になるイチロー選手ですが、記録樹立後のインタビューによれば、未だに衰えを感じることはないそうです。徹底した自己管理によるものでしょう。本当に頭が下がります。 我らが鑑別の世…

時は金なり

昔のヨーロッパの鑑別師の悩みと言えば、仕事が忙しくて、稼いだお金を使う暇がない、ということでした。その時代は小規模な孵化場が多く、あちこちに点在する孵化場を、一日に何軒もはしごしてまわり、下手をすると、自宅に帰れるのは、週に一度ということ…

僕が見た鑑別師はTVの中

初生雛鑑別師がテレビで取り上げられることが時々あります。珍しい仕事として、あるいは海外で生活する日本人として。私が養成所にいた頃も、何度かテレビの取材が来ていました。 某東欧の鑑別師さんはよく取り上げられていて、別荘での優雅な生活、奥様との…

鑑別師は電気ヒヨコの夢を見るか

「うわー、やっちまったー!」 と寝坊する夢を見て、寝汗ぐっしょりで目を覚ますことが、たまにあります。枕元の目覚まし時計を確認すると、午前2時43分。夢でよかったと一安心。その日が休日ならば、もう一眠りと布団にもぐりこみます。しかし、仕事のある…

ひな祭り

今週のお題「ひな祭り」 ということでしたので、「ひな」と聞いては黙っていられないこの私も、イザカマクラ!とるものもとりあえず駆けつけてみましたが、女の子の節句のお話であったのですね… 孵化場で卵から孵ったひなは、ベルトコンベアで運ばれて、鑑別…

世界一即戦力な男は鑑別界においても即戦力なのか

世界一即戦力な男・菊池良。そのポテンシャル、ビジョンは世の採用担当者を震撼させ、就活中の学生たちは、彼と同時期に就職活動せざるを得ない己の不運を嘆く…… そんな彼がもしもドラッガーを読んだら初生雛鑑別師になったら、その即戦力振りを発揮できるの…

我が日本の技術力は世界一ィィィ

アベノミクスによる円安・株高がニュースになっています。今まで円高に苦しんできた輸出企業も、為替が円安方向に向かうことで、業績回復の期待が高まるということですね。 最近は日本でも、サムソンに押される日本家電メーカーの苦境が伝えられますが、ヨー…

スケベは鑑別が上手い

「スケベは鑑別が上手い」という言葉を聞いたことがあります。昔々、養成所のころだったか、研究生だったかの時分です。もしかしたら「上手い鑑別師はスケベだ」だったかもしれません。とにかくその言葉を聞いたとき、なぜ自分の鑑別がいまいちなのかわかり…

最近の若い奴

先日、とある先輩鑑別師が「最近の若い奴は…」という、最近よく聞く枕詞でお話をされていました。曰く、「先輩達が今の職場を守ってきたから、若い者もここで仕事ができるんだ。そのことを忘れて、目上の者に対する感謝もない。まったく最近の若い奴は…」 お…

金田一(かねだはじめ)少年の事件簿

朝売新聞15日朝刊 13日深夜、ドイツ、フランクフルト付近の高速道路上で、乗用車と大型トレーラーが接触、乗用車はガードレールに激突し、大破した。乗用車を運転していたフランス在住で、初生雛鑑別師の斉藤拓さん(26)の死亡が、搬送先の病院で確認さ…

若者のヒヨコ離れ

車、酒、海外旅行。色々なものから若者が遠ざかっていく昨今。一般にその現象は若者の○○離れと言われる。そしてその対象はついにヒヨコにも及んだ……若者のヒヨコ離れである。 などと言ったところで、読んでいる方も何の話だかさっぱりでしょうが、これは銘菓…