HOBO日鑑イタイ新聞

職人が二本の人差し指で一文字一文字、じっくり丁寧に打ち込みました

祝・2020年東京オリンピック開催決定

2020年のオリンピックの開催地に東京が選ばれました。候補地の3都市は、マドリードは財政不安、イスタンブールは政情不安、東京は放射能汚染の不安、とそれぞれ弱点を抱えていました。その中で東京が、IOC委員の支持を得たのは、懸念されている汚染水について、安倍首相が問題ないことを、力強くアピールしたことが大きかったようです。

確かに東京で計測される放射線量は、世界の各都市と比較しても、決して高いものではありません。しかし、福島の状況が完全にコントロールされている、と信じている日本人は、どれくらいいるのでしょうか?皆が大丈夫だと思っているなら、風評被害など全くないはずです。

日本国民も不安に思っているにもかかわらず、世界に向けて安全をアピールする。そしてそれが通ってしまう。ハッタリの有効性について以前書いた記事の正しさが、早くも証明されてしまった格好です。それにしても、まさか安倍首相がこんなマイナーなブログにまで目を通しているとは。官邸の情報収集力に脱帽です。

また、オリンピック招致委員会のメンバーは、こちらの記事を読んで、ヨイショの大切さを学び、IOC委員達を持ち上げまくったに違いありません。鑑別界だけでなく、国際社会においても、この超一級のゴマスリ技術が通用し、五輪誘致に貢献できたこと、ただただ感無量です。

そしてこのブログのみならず、今回のオリンピック誘致成功に、鑑別が大きな役割を果たしました。それは、全日本初生雛雌雄鑑別選手権大会が、毎年福島県で行われているという事実。

全日本初生雛雌雄鑑別選手権大会といえば、テレビ取材に訪れた彦摩呂に「鑑別のオリンピックや~」と言わしめ、視聴者からの依頼に基づいて調査に赴いた桂小枝探偵に「フンフンフン、これはかなりハイレベルの戦いですなあ、お父さん」と驚愕させた上に、西田局長のみならずキダ顧問の涙も誘うほどの、愛と感動の大会。

出場者のほとんどが日本人であるのに、オリンピックに例えるのはどうか、という疑問が湧きますが、オリンピックやその他の国際大会での卓球を思い起こしてみてください。国籍は違えどみんな中国人です。ならば日本人だけで世界一を争って何が悪い。

この国際的なビッグイベント、夜空を彩る一大ページェントが、福島で開催されていることが、IOC委員に安心と信用を与えたと言われています。福島でも大丈夫なのに、東京でびびってるなんて恥ずかしくない?という雰囲気を、招致活動の中で、滝川クリステルを中心につくっていったそうです。

2020年が待ち遠しいですね。それまでハッタリを貫き通して、ボロが出ないことを祈るばかりです。